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月経前不快気分症について解説 #月経前症候群 #PMS #PMDD #早稲田メンタルクリニック #精神科医 #益田裕介

健康
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00:52 PMDDとは
02:38 生理とは?
05:55 パートナーが理解してくれない

本日は「月経前不快気分症(PMDD)」について解説します。

月経前不快気分症は通称「PMDD」と言います。
どちらかと言うと月経前症候群(PMS)の方を耳にしたことがあるのではないかと思います。
PMDDもPMSも大体同じような概念です。
PMSの中で、精神科領域だとPMDDと言ったりします。
詳しい診断基準はネットで調べてもらえば良いのですが、今回はざっくりお話しします。

■PMDDとは

女性ホルモンの影響で体の調子が悪い、気持ちが落ち込んだりイライラしたりするのをPMDDと言ったりします。

症状としては、
・身体のむくみ、気だるさ、頭痛
これらがメインです。
・気分の波、イライラ、落ち込み
そこから「うつ症状」のようなもの、すごく食べる/食べられない、眠れる/眠れない/過眠傾向があると月経前不快気分症と言ったりします。

治療としてはこれらを使います。
・ピル(低容量ピル)
・SSRI(抗うつ薬)

あまり良いかはわかりませんが、
・ベンゾジアゼピン系の薬(抗不安薬/推奨はされていない)
・ビタミンB6(?)
・ハーブや漢方(?)
というものもありますが、主にピルかSSRIを使います。

日本ではピルはなかなか使われませんが、海外ではよく使われているので、妊娠希望がなければファーストチョイスかなと思います。
抗うつ薬も効きますが、抗うつ薬自体に副作用があるので合わない人には合いません。ですが、抗うつ薬で良くなる人もいます。
運動が良い、ヨガが良いというのもあります。

大体こんな感じです。
薬が結構効く病気です。

■生理とは?

月経前不快気分症について解説するに当たって、男性にも見てもらいたいので、そもそも生理とはどういうものか、というところからお話しします。

ホワイトボード左上の絵は脳みそです。
脳の中の「下垂体」から黄体化ホルモン(LH)、卵胞刺激ホルモン(FSH)が出ます。
上顎の柔らかいところをグッと上にいくと下垂体があります。
そこから出るホルモンです。

そこから卵巣にホルモンが行って、刺激を与えます。
卵胞が大きくなって卵子を放出し、残った卵胞は黄体になります。
(※動画内で卵巣と言っているのは卵胞、卵胞は卵子です)
黄体はプロゲステロンを出すようになり、白体になって萎む、ということが卵巣では行われています。
エストロゲンもありますが、これは卵子の放出まで高まって一度落ち着いてまた出ます。
この二つの女性ホルモンのうちプロゲステロンが月経前不快気分症に関与しています。

この病気の人は、プロゲステロンやエストロゲンの量がちょっと異常だったりLHやFSHの量が変だ、というわけではありません。
そうではなく、プロゲステロンの変化に対して何か合わない、過敏になっている人たちです。
だからホルモン値でわかる病気ではありません。

生理の過程で卵子が出ていって黄体が出来るのですが、これに合わせて子宮内膜が徐々に厚くなっていきます。
厚くなって最後に剥がれるというのを繰り返します。
プロゲステロンは子宮内膜を厚くするホルモンです。

卵子が出て子宮内膜が厚くなったところで妊娠が可能になるのですが、内膜が厚くなっている期間、プロゲステロンが増えている期間が調子が悪い期間です。
この期間にSSRIなどの抗うつ薬を飲むと、症状が緩和されるのが月経前不快気分症です。

難しいですね。
女性は、マスダがわざわざ説明しなくてもわかる、という感じかも知れません。
男性だと、これで説明しても難しいというかわかりにくいのです。
やっぱり生理を経験していないので、僕らは良くわかっていません。

■パートナーが理解してくれない

月経前不快気分症の話をするときに女性の患者さんが怒るのは、イライラしていることをパートナーが全然理解してくれない、「君の頑張りが足りない」とモラハラみたいなことを言ったり、「運動が良いらしいから走ってくれば?」とめちゃくちゃなことを言うことに対してです。

男性は生理前ということがわかりません。
よく観察すると普段より浮腫んでいたり、ちょっと気分のイライラが激しかったりするのですが、男性は気づけなかったりします。

それはなぜかというと、色々な説がありますが、妊娠が可能かどうかということを男性は理解できないようにできている、逆に言うと、女性は理解させないように進化してきた、ということがあります。
性行為を年がら年中する動物は人間だけです。
楽しみのためのHをしないんです、動物は。危険だしエネルギーを使うので。
パートナーとの交流のためのセックスを他の動物はしないのですが、人間はします。
そのためには妊娠可能かどうかを気づかれてはいけないのです。
だからなんじゃないか、という説があります。

何が言いたいかというと、男性は生理というものを知らなければいけないし、女性は、男性は知らないもんだ、ということを知っておく必要があります。

生理前に調子が悪くなる、気分の落ち込みが激しくなってホルモンの影響で調子が悪くなる女性が数パーセントいる、ということです。
薬物治療によってかなり改善します。

あまり上手く説明できた気がしませんが、こういう病気の方も治療しています、ということです。
今回は月経前不快気分症について解説しました。 

参考:PMSラボ
https://www.otsuka.co.jp/pms-lab/about/pms.html

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抗うつ薬のメカニズム、副作用

抗うつ薬のメカニズム、副作用 #抗うつ薬

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『精神科医がこころの病気を解説するChとは?』
 一般の方向けに、わかりやすく、精神科診療に関するアレコレを幅広く解説しています。動画における、精神分析や哲学用語の使用法はあくまで益田独自のものであり、一般的(専門的)な定義とは異っているところもあります。僕がもっとも説明しやすいとたまたま感じる言葉を選んだだけなので、あまり学術的にとらないでいただけると嬉しいです。
                 早稲田メンタルクリニック院長 益田裕介

『自己紹介』
益田裕介
防衛医大卒。陸上自衛隊、防衛医大病院、薫風会山田病院などを経て、2018年都内で開業。専門は仕事のうつ、大人の発達障害。といいつつ、「なんでも診る」ちょっと変人よりの町医者です。
趣味は少年ジャンプとお笑い。キャンプやスキーに行きたいです。
2020年6月5日より断酒継続中。

【参考】
厚労省みんなのメンタルヘルス https://www.mhlw.go.jp/kokoro/
カプラン 臨床精神医学テキスト第3 https://www.medsi.co.jp/products/detail/3509
倫理規定について https://note.com/mentalyoutubers/n/nb130991f3fa4

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