複数の著名人に脅迫した疑いなどで、警視庁がNHK党のガーシー参議院議員に任意の事情聴取を求めていたことが分かりました。
■“著名人の暴露”告訴状を受理…“任意聴取”要請
ガーシー議員:「当選して終わりじゃないんで。こっからスタートなんで。皆、見といて下さい、ほんまに。国会に出ているおっさん議員全員たたき起こしますから。きっちりやったります」
7月の参議院選挙でNHK党から当選したガーシー議員。ガーシー議員は、いわゆる暴露系ユーチューバーとして、著名人のプライベートなどを明かすと宣言し、動画を投稿してきました。
捜査関係者によると、ガーシー議員の暴露の対象となった複数の著名人が、誹謗(ひぼう)中傷を受けたとして、脅迫や名誉毀損容疑の告訴状を警視庁に提出して受理されました。
警視庁は動画の確認や関係者への事情聴取などを行っていて、事実関係の確認のため24日、弁護士を通じて、ガーシー議員に対して任意聴取への協力を求めたということです。
■NHK党・立花党首「ガーシー議員は事情聴取に応じる意向」
現在、アラブ首長国連邦のドバイに滞在しているガーシー議員。参院選当選直後には、次のように話していました。
ガーシー議員:「もちろん帰りたいし、もちろん行きたい国会。それが約束であるし。絶対いつか日本に戻って、ちゃんと国会に行きたい。ハリセン持って国会議事堂に行きます」
しかし、8月と今月10日まで開かれていた臨時国会に、登院することはありませんでした。
NHK党・浜田聡参院議員:「色々と暴露活動をしていることもあって、敵が多いということもあって。身の危険を感じていることもあって、ガーシー議員自身は安全に帰国できる状況ではないので、帰国をためらっていると言っております」
NHK党の立花孝志党首は、次のように話します。
立花党首:「ガーシーがやっている名誉毀損とか脅迫とかは、確かに存在するんでしょう。私も彼のユーチューブを見ていたら、明らかに脅迫であり場合によっては名誉毀損だろうと思うところが多々ある。ガーシー議員が国内に戻ってきて、事情聴取に応じることについては、本人から先ほど連絡があって、それは受けたいと。事情聴取に応じるという意向でございますので。そこはガーシーが帰国することを待てばいいと思います」
■「来年帰国して捜査に協力」…今後の展開は?
ガーシー議員は、自身のSNSで次のように主張しています。
ガーシー議員:「リモート事情聴取ならいつでも受けるし、来年帰国した際に捜査に協力するとも伝えてる。だから何の問題もない。ただ、誰が訴えてきてるのか、普通教えるやろ?それを伝えず出頭してくれって。ほんま、ご都合主義やなー」
帰国して聴取を受けた場合、今後、どのような展開が予想されるのでしょうか。
弁護士・若狭勝氏:「戻ってきた場合に、まずは事情聴取をするんだろうと思う。事案からして、すぐ逮捕っていうことはまずない。“脅迫”はともかく“名誉毀損”でやろうとすると、逮捕の可能性はそれほど高くない。“はたして脅迫になるのか”という判断が必要でありまして。脅迫になるということになると、脅迫罪の場合は逮捕というのになりうる部類の犯罪だと思います」
(「グッド!モーニング」2022年12月28日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp
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