佐賀のニュース、まずは今年も被害が止まらないニセ電話詐欺のニュースから。佐賀市や小城市に住む女性2人が合わせて1千万円余りをだまし取られていたことがわかりました。電話やSNSでお金の話がでたらひとまず詐欺を疑ってください。
12月、佐賀市に住む50代の女性に、県外の警察本部の電話番号を偽装した警察官を名乗る男から「詐欺グループの犯人があなたから口座を買ったと言っている。逮捕されないために保釈金が必要」などと電話がありました。
男の話を信じた女性は、3回に渡りあわせて621万円をだまし取られました。
また1月、小城市の30代の女性がSNSで知り合った人物などから「要求通りに動画を見るだけで報酬がもらえる。高収入タスクは先に送金が必要」などとうその副業を持ちかけられ、あわせて約462万円をだまし取られました。
一方で詐欺の被害を未然に防いだ“お手柄コンビニ店員”も。
12月、近くに住む70代の男性が3000円分の電子ギフトカードを購入しにコンビニへ訪れた際、詐欺を疑った店員の2人が男性を説得して警察に通報し、被害を未然に防いだとして、セブンイレブン肥前大町店の田中寛明オーナーら3人に感謝状が贈呈されました。
この男性は1週間ほど前からカードを購入したいと来店していて、不審に思ったオーナーと店員は連携して男性の様子を共有したり、「在庫はない」とカードの販売を断り続けていました。
【詐欺被害を未然防ぐ 宮原尋さん】
「(感謝状が贈られて)とてもうれしいです。よかったなと思います。お客様のためになるのであれば、声かけは必要かなと思います」
このコンビニでは、去年11月に警察と詐欺防止の訓練をしていて、訓練の成果が発揮されたとしています。
県内では去年1年間にニセ電話詐欺で合わせて約2億8千万円、SNS型投資とロマンス詐欺で7億2千万円の被害が出ています。
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