【猿之助被告】「毎日、あの日のことを…」有罪判決後にコメント 所属事務所は「契約終了」

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両親に対する自殺ほう助の罪で17日、有罪判決を受けた歌舞伎俳優の市川猿之助被告。判決後、「毎日、あの日のことを思い返してきました」などと長文のコメントを発表しました。

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https://news.ntv.co.jp/category/society/d90a0b301a1b4741bdae12d23e92aaa9

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猿之助被告(判決後のコメント)
「毎日、あの日のことを思い返してきました。私だけが生き延びてしまった、父と母に申し訳ない、そういったことを考えていました」

歌舞伎俳優の市川猿之助こと喜熨斗孝彦被告(47)。ことし5月、父親の市川段四郎さんと母親の延子さんの自殺を手助けした罪に問われていて、17日に判決の日を迎えました。

記者(17日午前)
「多くの人が東京地裁に入っていきます」

倍率は約19倍、429人が傍聴券を求めた注目の裁判でした。

10月の初公判では「2人は僕が生きがいだったと思います」と、親への後悔の思いを震える声で話し、起訴内容を認めていました。

そして17日午後、猿之助被告はスーツ姿で法廷に入り、証言台に立つと、まっすぐ裁判官を見つめました。東京地裁は、自身のハラスメント疑惑に関する週刊誌の記事などをきっかけに自殺を考えたという被告に対し「当時の思考が自身の立場などを踏まえて狭くなっていたとしても、犯行経緯や動機に酌むべき事情が多いとは言えない」と指摘。懲役3年、執行猶予5年の有罪判決を言い渡しました。

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東京・中央区の歌舞伎座でファンに取材すると…。

歌舞伎ファン歴30年
「しっかり償って、どんな形であれまた活躍していただけると」

歌舞伎ファン歴4年
「猿之助さんは特に日舞が素晴らしいので、復帰は必ずしてほしい」

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猿之助被告は、判決後に次のようなコメントを出しました。

猿之助被告(判決後のコメント)
「失意のどん底で決意したこととはいえ、常に自分を見守ってくれた父と母を巻き込んでしまったこと、そして、歌舞伎界を含め、多くの皆様に治癒し難い傷を負わせてしまったことに対し、言い表せない罪を感じています」

週刊誌の記事が出るときの思いについても書かれていました。

「自分の記事が世に出るとき、そのこと自体により、四代目猿之助を継承した自分が『猿之助』という名前のみならず歌舞伎界という大きな伝統と文化に対し深い傷を与えてしまうこと、また成長を歩み続けている猿之助一門のみんなを暗闇の中に放り出すこと、その現実の大きさから自死を選んでしまいました。どん底の中で生き長らえることを選ばなかった自分の弱さを責めるしかありません」

そして最後は、次のように締めくくりました。

「『最後に何か言いたいことはありますか』という裁判官の言葉に対し、『自分にできることがあればやらせていただきたい』と答えました」

「一日一日一生懸命に生きていこうと考えています。本当にご迷惑をおかけしました。四代・市川猿之助」

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歌舞伎の興行を取り仕切る松竹は、「市川猿之助としての今後については、現時点ではまったく白紙の状態」とコメント。また、猿之助被告の所属事務所ケイファクトリーは、17日付で本人からの申し出により契約を終了したとしています。
(2023年11月17日放送「news zero」より)

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