両親への自殺幇助(ほうじょ)の罪に問われている歌舞伎俳優の市川猿之助被告の初公判で、検察側は猿之助被告が事件前に両親に対して「死ぬしかない」と伝えていたと指摘しました。
市川猿之助こと喜熨斗孝彦被告(47)は5月、東京・目黒区の自宅で大量の向精神薬をすり潰して水に溶かし、両親に服用させて死亡させた自殺幇助の罪に問われています。
東京地裁で20日開かれた初公判で、猿之助被告は濃紺のスーツ姿で現れ「間違いありません」と起訴内容を認めました。
検察側は冒頭陳述で、猿之助被告が自身のハラスメント疑惑を報じた週刊誌の記事を受けて、両親に「死ぬしかない」と伝え、母親が「分かった」などと答えたと指摘しました。
法廷では現在、証拠調べが行われています。
厚生労働省は、悩みを抱えている人には、1人で悩みなどを抱えずに「こころの健康相談統一ダイヤル」や「いのちの電話」などの相談窓口を利用するよう、呼び掛けています。
▼「こころの健康相談統一ダイヤル」0570-064-556
▼「#いのちSOS」0120-061-338
▼「よりそいホットライン」0120-279-338
▼「いのちの電話」0570-783-556
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