両親に向精神薬を服用させ自殺を手助けした罪に問われている歌舞伎俳優の市川猿之助被告が初公判で、起訴内容について「間違いはありません」と認め、両親について「僕だけが頼りだったと思います。僕が生きがいだったと思います」と声をつまらせながら、涙声で証言しました。
法廷で職業を問われると「歌舞伎俳優です」と答えた猿之助被告。
落ち着いた様子で、しっかりとした声で受け答えをしていました。
市川猿之助被告(47)、本名・喜熨斗孝彦被告は、今年5月、都内の自宅で父親の市川段四郎さん(76)と母親の喜熨斗延子さん(75)に向精神薬を服用させて自殺を手助けしたとして自殺ほう助の罪に問われています。
猿之助被告は起訴内容について「間違いはありません」と認めました。
検察官は冒頭陳述で「被告は週刊誌の記事の前刷りを確認し、一門の人間にパワハラセクハラをしたという記事が出れば歌舞伎界に迷惑をかける、死んだ方が楽だと考えるようになった」と指摘。
そのうえで、「両親に自殺することを伝えると母親から『周囲の人への責任はどうするのか?』、父親からは『舞台はどうするのか?』と言われたが、被告が自殺の決意が固いことを伝えたため、両親が先に旅立ち、被告が追うことについて同意することになった」と指摘しました。
その後の被告人質問で猿之助被告は弁護人から「両親が一緒に逝くと言ったのはなぜだと思いますか?」と問われると、「僕だけが頼りだったと思います。僕が生きがいだったと思います」と声をつまらせながら、涙声で証言しました。
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