【沖縄県教育委員会】非常勤と臨時教員使い捨てまくり、教員志望者激減で教員不足、ついに学徒出陣へ!

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近年日本各地の各業界で人手不足が叫ばれていると思いますが、これまで超買い手市場だった沖縄県の公立学校でも人手不足が起こってます。そしてついに沖縄県教育委員会は教員免許取得予定の大学生を対象に非常勤講師の募集を始めました。つまり教育現場における「学徒出陣と動員」です。そうなった主な要因は沖縄県教育委員会が正規教員採用を絞り、若手の非常勤と臨時教員を使い捨ててきたことでしょう。沖縄の正規教員の割合は全国最下位。沖縄で教員志望の若者を使い捨てできた理由ですが、1つ目は沖縄の若者が強い地元志向であったこと、2つ目は沖縄県の臨時教員が比較的高い収入であったこと、3つ目は正規教員を目指す浪人仲間の存在があったことです。近年は沖縄県の教育現場が他県よりもスーパーブラックであることが知れ渡ったことや、沖縄県内の民間企業が賃金を上げていることなど、社会・経済環境が変化しています。それにもかかわらず、沖縄県教育委員会が変化を敏感に感じ取らず、相変わらず買い手市場と勘違いして採用を絞ったことで一気に教員不足となっているようです。急速な教員不足により那覇市は30人学級が維持できず40人学級に戻す動きもありました。沖縄県の場合「身を切る改革」でこうなったのではなく、沖縄県教育委員会が離島僻地勤務拒否や部活動顧問拒否した教員志望者に対する「優越的地位の乱用」によって若手非正規教員をモノのように使い倒した、怠慢による失策が大きいです。(正直、独占禁止法に触れそうですよね)
でもまあそのツケを払うのは地域住民とその子どもたちなんですよね。全国学力テストで沖縄が最下位とかあまりきにしなくていいですが、子どもの学びの保障が担保されなくなるのはなんとしても防がないといけませんね。沖縄県教育委員会のみなさん、これまでの過ちを認めて襟を正しがんばってください。

#沖縄 #教育 #教員不足 #学徒出陣 #ブラック #非正規

【参考】
沖縄県教育委員会:令和5年度 『大学生』非常勤講師任用制度のご案内(募集)👈おすすめしない
https://www.pref.okinawa.jp/edu/jinji/saiyo/rinji/daigakuseihijyoukinnkoushi.html

琉球新報(2023)公立小中校の正規教員の割合、沖縄は10年連続で全国ワースト 22年は81.2%、全国平均を11ポイント下回る
https://ryukyushimpo.jp/news/entry-1668023.html

SYNODOS(2016)『なぜ教員を続けるのか――沖縄の非正規教員の語りからみえてきたもの』
https://synodos.jp/opinion/education/17484/

都市文化研究(2016)正規教員を目指すことはいかにして可能か 沖縄の非正規教員を事例に
https://www.lit.osaka-cu.ac.jp/UCRC/wp-content/uploads/2016/03/vol18_06article06.pdf

沖縄タイムス(2017)「断れば次の採用に影響」難儀な仕事引き受ける 県立高校臨時教員30代後半
https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/86176

東洋経済(2022)文科省が蓋をする「教師の非正規率」の衝撃実態 20%を超える勢いで上昇、自治体間で3倍の差
https://toyokeizai.net/articles/-/596089

琉球新報「連載・先生の心が折れたとき」
https://ryukyushimpo.jp/tag/%E5%85%88%E7%94%9F%E3%81%AE%E5%BF%83%E3%81%8C%E6%8A%98%E3%82%8C%E3%81%9F%E3%81%A8%E3%81%8D

沖縄タイムス「働く」を考える
https://www.okinawatimes.co.jp/category/hataraku

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