先月、母親に対する自殺ほう助の疑いで逮捕された歌舞伎俳優の市川猿之助容疑者(47)が、父親の市川段四郎さんの自殺を手助けしたとして、18日に再逮捕されました。猿之助容疑者は「間違いありません」と容疑を認めているということです。
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先月、母親の自殺を手助けした疑いで逮捕された歌舞伎俳優の市川猿之助こと喜熨斗孝彦容疑者(きのし・たかひこ)。父親の市川段四郎さんの自殺も手助けしたとして、18日に再逮捕されました。
市川猿之助容疑者(当時35)
「猿之助という名前は僕の中では、神様に等しいような憧れの名前。歌舞伎というものを末永く守りたいと」
「猿之助」の名を継ぎ、2011年の襲名会見では、このように意気込みを語っていました。父・段四郎さんからも後押しを受けていました。
市川段四郎さん(当時65)
「将来的に考えると、市川猿之助を継いでいくことが非常に重要なことになってきますので、とにかく、頑張ってくれと申しました」
歌舞伎界を盛り上げてきた親子。
警視庁は父・段四郎さんの通院歴や関係者の話を総合して、段四郎さんが自ら自殺の意思を示すことができたと認定。このことを理由の1つに、今回、猿之助容疑者の再逮捕に踏み切りました。
猿之助容疑者は警視庁の調べに対し、「父親が自殺することを手助けしたことに間違いありません」と容疑を認めているということです。
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事件が発覚したのは、今年5月18日です。猿之助容疑者は東京・目黒区の自宅で、両親と暮らしていました。その家にマネジャーが訪ねたところ、地下室で意識がもうろうとした状態の猿之助容疑者を発見。さらに、2階のリビングでは布団がかけられた状態の父・段四郎さんと母・延子さんが見つかり、死亡が確認されていました。
事件への経緯についても詳細が分かってきました。発端とみられているのは週刊誌報道です。事件の直前に一部週刊誌で、猿之助容疑者の俳優や劇団関係者に対するハラスメント疑いが報じられていました。
猿之助容疑者は逮捕前の任意の聴取で、家族会議を行ったと話していました。
猿之助容疑者
「私に関する記事が週刊誌に掲載されることを両親に話をしたところ、家族3人で次の世界に行こうということになった」
家族会議が行われたのは、事件が発覚した日の前日です。猿之助容疑者は逮捕前の任意の聴取に対し、その日に「家族でうどんを食べた後、処方されていた睡眠薬を水に溶かして飲んだ」といった趣旨の話をしているといいます。
捜査関係者によると、この睡眠導入剤は数年前まで猿之助容疑者に処方されていたもので、猿之助容疑者は「睡眠導入剤を用意して砕いて水に溶かして、両親が飲みやすいように準備しました」と話しているということです。
また、逮捕前の任意の聴取に対し「両親ともに10錠くらい飲ませた」と話していることも新たに分かりました。警視庁によると、睡眠導入剤の成分は猿之助容疑者の両親だけでなく、猿之助容疑者自身からも検出されているということです。
警視庁は今後も、当時の状況と供述の裏付けを進める方針です。
(2023年7月18日放送「news every.」より)
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