ガーシー氏への懲罰委開始 “二段階”での処分案も浮上 最も重い「除名」の可能性も?

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10年ぶりに開かれた、参議院の懲罰委員会。
議題は、「あの議員」への対応。

懲罰委員会・鈴木宗男委員長「議員、ガーシー君、懲罰事案の件を議題といたします」

NHK党のガーシー議員。
ドバイに滞在していて、2022年7月の当選以来、一度も国会に出席していない。

参議院の議長は、国会への出席を求める文書を出したが、出席せず。

10日、懲罰委員会が開かれ、ガーシー議員への処分の検討が正式に始まった。

尾辻参院議長「議員、ガーシー君は速やかに帰国のうえ、登院するよう求めてきましたが、応じるには至りませんでした」

10日の懲罰委員会は、参院議長が委員会に付託する理由を説明し、3分余りで終わった。

その後、鈴木宗男委員長がNHK党の浜田議員と面会。

ガーシー議員に対し、委員会での弁明を希望するかどうか、16日までに回答するよう求めた。

一方、NHK党側が求めるオンラインでの弁明は認めなかった。

鈴木宗男委員長「意見があるなら出てきて言っていただきたい。国民から選ばれた国会議員の立場ですから、堂々と自分の考えや意見があるなら、出てきて言うのが当然の約束事、義務」

この決定に、NHK党の立花党首は10日午後、「国会によるハラスメントだ」と、強く反発した。

立花党首「直接会わないと話を聞かないというのは、国会によるハラスメントにあたるのでは。あらゆる手段で『なぜ』を追求するのが国会だと思いますが、都合の悪いことは、理由をつけてやらないという典型」

ガーシー議員は1月、懲罰委員会が開かれることについて、FNNの取材に答えていた。

ガーシー参院議員「ドバイにいるので勝手にしてくださいって。『3月に帰る』と言っているので、これ以上言うこともないかなと思っている」

一方、関係者への取材で、処分は2段階で行う案が浮上していることがわかった。

関係者によると、21日に開かれる2回目の懲罰委員会では、4つある処分のうち、「戒告」、「陳謝」、「登院停止」のいずれかが検討される見通し。

その後、ガーシー議員に弁明する一定期間の猶予を与え、それでも国会に姿を見せなかった場合、最も重い「除名」を含めた処分が検討されるという。

FNNプライムオンライン
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