【働く高齢者】「楽したいよ。だけど働かなかったら家賃も払えない」75歳男性の悲鳴 何歳まで働きたいですか 愛知 (2023年1月24日)

仕事・転職
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今、65歳以上でも働く高齢者が増えています。街で高齢者の就職事情を調査しました。あなたは何歳まで働きたいですか?

「70になっても健康ならば働きたいと思っている」67歳男性

「年金がもう、去年だけでも2回ぐらい減っているから生活なんかできない。元気だったら70歳過ぎて、80歳近くまで全然大丈夫」60代女性

一方、こちらの男性は、日雇いで警備員の仕事を務めていますが。

「むこうで仕事があれば行くけど、ない日はきょうみたいに休み」75歳男性

「(仕事があれば)毎日でも行く。年金だけじゃ食べていけないから、家賃払っちゃったら終わっちゃうから、ちょこっとだけでも仕事あればと思って働いているだけ」
75歳男性

日給は8000円ですが、給料が半減してしまう半日の業務も多いほか月に10日ほど働き、月給は10万円ほどだといいます。

「80歳ぐらいの人もいる。うちの会社で。(この年になっても働きたくは)ないよ。あすは5時に起きて行かなきゃなんないのに。楽したいよ。だけど働かなかったら家賃も払えない。家賃払ったら年金だけで終わっちゃう。食べていけない」75歳男性

総務省によると2021年の高齢者の就業者は過去最多の909万人。18年連続で増加しています。また、70歳以上の就業率は、この10年で5%も増加しています。

こちらはシニア世代に特化した人材派遣会社、シニア東海です。最近社員に応募してくる人にはある特徴が、それは高齢化です。

「極端なことを言うと80歳を過ぎた方の応募もある。やっぱり一番多いのは、生活の足しにしたいという方の応募」シニア東海の高江洲晋社長

知立市にある渡辺機械製作所です。ここで、金属を加工しているのは、中鍋政久さん。70歳です。この道50年の職人、中鍋さんは、自分の技術を活かし、コンベヤー装置の部品を作っていました。

「年金もそんなにたくさんもらってるわけじゃないから。働けるうちは働こうと思って。ものを作るというのは大事なことだから自分でも誇りをもってやっています」中鍋政久さん

隣で工作機械を操る大井秀樹さん。定年退職後も働くのは、生活のためだといいます。

「働かな生活できんもん。残念ながら貯金はないし。働かせてもらえるだけありがたい」大井秀樹さん

大井さん、作業の手をとめて隣で働くベトナム人と図面を見ながら、何か話をしています。

「日本語の漢字が読みにくいみたいで教えてあげたりとかね」大井秀樹さん

人に教えるというシニアの姿勢は派遣先で評価されていました。

「当社は外国人や未熟の若手と一緒に仕事をするが、シニアの方ですといろんなことを教えながら助けてもらえるので、非常に役立っている」渡辺機械製作所の渡辺貴之専務

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