イマドキの“婚活”AIの不審者検知で出会いを「効率化」~体の揺れを分析

仕事・転職
スポンサーリンク

デジタル技術を駆使した最新の婚活ビジネスが注目されている。雑踏の「不審者検知」のために開発されたAIを性格診断に応用する取り組みだ。自撮り動画をAIに分析してもらい、相性の良い交際相手のタイプを知ることができるという。あなたの将来のパートナーは“意外”な人かもしれない。

◆無表情の60秒動画で診断
診断に活用するのは「不審者検知システム」由来の技術。「結婚」のイメージとはかなりかけ離れていますがどのように使うのだろうか?

ヒマワリブーケ婚活サロン・松本明子さん「動画を撮影するだけで性格の傾向や感情の傾向がわかります」

診断方法は至って簡単。無表情の動画を60秒撮影し送るだけだ。その動画を基にAIが肌や体のわずかな揺れを検知して性格や感情を数値化するという。自分の性格が8種類に分類され、お似合いの交際相手のタイプも提案してもらえる。記者が実際に試したところ、本人にとっては意外な分析が示された―。

◆データに基づいて婚活方針を決定
RKB下濱美有「診断結果が出ました。かなり細かく性格や恋愛傾向が出ます。私は尽くしがちな恋愛、性格は芯が強くて親切。ちょっと意外でしたね」

婚活サロン松本さん「いろんな人に会えば会うほどどんな相手があうのか分からなくなってしまいますよね。客観的データに基づいて活動方針を決定することで成功までの時間を短縮できます」

◆“そば打ち”の共同作業で婚活
デジタル技術で相性の良い相手が見えてきたら、アナログで実践だ。福岡県糸島市で今月中旬、そば打ちのイベントが開かれた。実はこれ、県がサポートする婚活事業の一環だ。30代と40代の男女8人が参加した。糸島市に住む大塚啓介さんは、40歳をすぎたころから結婚を意識するようになった。

大塚啓介さん(44)「きょうは目一杯楽しめて美味しいものを食べられたら。よろしくお願いいたします。婚活を始めたのは2年ぐらい前です。優しい方だったらいいんじゃないかなと」

初対面の参加者は協力しながらそば作りに挑戦する。ぎこちない大塚さんに思わず女性陣が突っ込む。

大塚さん「難しいこれ」
女性陣「先っちょが切れていないわ」

「おそばゆでましたよ~」会場は和やかな雰囲気に包まれた。そばはうまくできたものの、この日カップルは成立しなかった。

そば打ち楽土・光武孝子さん「婚活は私もすごいチャレンジして頑張りました」
そば打ち楽土・光武修務さん「お互い手を動かして一緒に共同作業をする方が話すよりも親しみがわく気がしますね」

指導する夫婦は9年前に地元の婚活イベントで出会い、結婚した。共同作業が新たなカップル誕生につながることを願い、そば打ち指導を続けることにしている。

コメント