ウクライナ情勢を巡って、森喜朗元総理大臣が「ゼレンスキー氏が多くのウクライナ人を苦しめている」と発言し、ネット上では発言を疑問視する投稿が相次いでいます。
■森元総理「プーチン大統領だけが批判」
18日、日本維新の会・鈴木宗男参議院議員のパーティーで、森元総理が「プーチン大統領だけが批判をくらって、ゼレンスキー大統領は全く何も叱られないのは、どういうことか?」と、ウクライナのゼレンスキー大統領に対して、疑問を投げ掛けました。
森元総理:「ゼレンスキー氏は大統領として、多くのウクライナの人たちを苦しめている。のみならず、ポーランドを始めとして、ヨーロッパにいるかつての仲間の国々も皆苦しんでいる」
この発言に、ネットでは非難の声も上がっています。
ネットの声:「今まで森元総理を擁護してきたけれど、これは完全にアウト」「元首相の発言は、海外にも大きな反響を与える。日本のために、少し静かにしていてほしい」
森元総理とプーチン大統領は、20年以上前から深い関係を築いてきました。2000年、森氏が総理大臣に就任した直後、初の外国訪問で、次期大統領への就任が決まっていたプーチン氏と会談を行っています。
森総理(当時62):「まず、プーチン大統領の生まれ故郷である、この美しいサンクトペテルブルクに温かく迎えて頂きまして、心から感謝申し上げたいと思います」
森元総理が辞任した後も、互いの国を行き来する間柄でした。2016年にプーチン大統領が来日した際には、柔道が得意なプーチン大統領に柔道着を来たフィギュアを送ったこともありました。
その2人の橋渡しをしたのは、ロシアに強いパイプを持つ鈴木宗男氏で、2人がトップに立つ前から、会談のお膳立てをしていたといいます。
森元総理:「プーチン大統領を説得できるのは、ここにいる鈴木さんだと思う」
争いの解決のカギは、鈴木氏がプーチン大統領を説得することだと、森元総理は持論も展開しました。
ゼレンスキー大統領は18日にカナダの国際会議に寄せたメッセージで、「ロシアは今、短い休戦・体力を回復させるための休息を求めている」として、休戦に向けた交渉には応じない姿勢を示しています。
(「グッド!モーニング」2022年11月21日放送分より)
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