安倍元総理大臣が銃で撃たれ殺害された事件で、逮捕された男の刑事責任能力を調べるための鑑定留置が裁判所に認められ、25日午前、男の身柄が拘置所に移されました。
山上徹也容疑者は、午前10時15分に奈良西警察署で車に乗り込み、鑑定留置が行われる大阪拘置所へと出発しました。
山上容疑者は、警察のこれまでの調べで、母親が多額の献金をしていた「旧統一教会」に恨みを募らせ、団体の総裁を狙っていたものの機会がなく、親しい関係にあると思った安倍元総理を狙ったとみられています。
山上容疑者は、「銃は去年の春ごろから作り始めた」と話すなど、計画的な犯行だったとみられます。
一方で、団体への恨みが安倍元総理の殺害に至るいきさつに不可解な点があることや、裁判で、刑事責任能力があるかどうかが争点となる可能性があることから、検察は、専門家による見解を起訴する前に得るべきだと判断したとみられます。
鑑定留置の期間は、11月29日までのおよそ4か月間です。
(2022年7月25日放送「ストレイトニュース」より)
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